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風が吹く。
鳴り響く。
体に轟く。
汚れたビニール袋がいつまでも引っ付いてきて離れないから、鬱陶しくてたまらない。
それも時が経てば愛着が湧くもんで
そんな適当な感情を持った僕は、ただ風に打たれる。
体を貫通して響く風は、声を促しているようで
これは僕も叫ばなきゃいけないなって思うんだ。
綺麗な声で叫ばなきゃ。
この風のように。
そして走るんだ。
その左隣にはいつだって、光輝く靄が僕の肩に手を置いてついてくる。
その右隣にはいつだって、青黒い煙が僕を形を真似して並走してくる。
風にも色はあるんだ。
よく風は何かを伝えると言うけれど
僕から放たれた無自覚な意思が、僕へと伝えに風に乗ってきたんだって思う。
僕のくだらない色に染められた風は、理解者となって僕を励まし、責めたてる。
風はただの風でしかないけれど
時には自然の香りを乗せて
時には生臭い臭いを伝えて
時には優しさをも、運んでゆけると思うんだ。
人を愛している余裕なんて無い僕が言うのも滑稽だけれども
そんな何かを、風に散りばめていければ、いいのに。

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